プロレス団体「GLEAT」の旗揚げ1周年記念大会(1日、東京ドームシティホール)で〝バカサバイバー〟こと青木真也(39)が、団体のエグゼクティブ・マネージャーを務める田村潔司(52)を挑発した。

 同団体初参戦となった青木は、持ち点5のロストポイント制、ロープエスケープやダウンを取られるたびに1点を失う「LIDET UWFルール」で飯塚優(25)と対戦。殺伐とした空気の中、先に仕掛けたのは青木だ。左足ミドルキック3連発をお見舞いし、好調なスタートを切った。

 その後も馬乗りで掌底を浴びせ、飯塚をロープエスケープに追い込み1点を奪う。仕切り直した直後に羽交い絞めにされ投げられるも、落ち着いた表情で肩固めを決めてギブアップ勝利をものにした。

 試合後は「なんだ、今日は田村潔司はいねえのか? ちゃんと寄生されてんじゃねぇか。おい、寄生虫。俺は何年かかっても田村潔司にたどり着くからな。俺はお前らの価値観を壊しに来たんだよ」とマイクアピール。対戦相手の飯塚には「やられっぱなしでいいのか。必ず立ち上がって来いよ」とエールを送りグータッチをした。

 圧勝を収めた青木に〝孤高の天才〟田村と対戦する日は訪れるのだろうか――。