王座奪取でアジアの富裕層を取り込め! 東京女子プロレス・2月11日の東京・後楽園ホール大会で、インターナショナル・プリンセス王者・伊藤麻希に挑戦する上福ゆき(28)が壮大な公約を掲げた。

 タイトル戦が決まり会見に臨んだ上福は、今回対する伊藤とプライベートで親しい友人関係であることを告白。その上で、本来は「私は何度もタイトルマッチとかシングルで戦うのは嫌だって(会社に)伝えてきたのに、やっぱり戦うことになるのかと思ったんですけど…。でも、伊藤ちゃんがベルトを持ってということで、これは逃げちゃいけないなと思って挑戦させていただくことに決めました」と力を込めた。

 伊藤からは現在開催中のタッグトーナメントで20日に対戦した際、必殺のフェイマサーで直接フォールを上げているが「タッグで取った時は隣にいる人(パートナーの朱崇花)に頑張っている姿見せないとやべえなと思って。結果的には勝てたけど、その時とにかく必死だったので、意味合いは変わると思います」と有利にはならないと強調した。

 さらに王座奪取後のプランを問われると「きっと今、東京女子もサイバーファイトグループも、レッスルユニバーサルの会員数を増やそうと思ってると思うんですよ。なので、今アジアのお金持ちとかいるじゃないですか。そういうところに向けて。自分は英語はしゃべれるんですけど、中国語や韓国語を喋れないんで、勉強して、アジア圏の会員数を何十倍にも増やしたいと思います」と、王座の名にふさわしいインターナショナルな野望をぶち上げた。

 対する伊藤は「(タッグトーナメントでは)フェイマサーで沈んでいるので、フェイマサー対策をきちんとして勝ちたいと思うんですけど。弱気な発言が気になるので対策をする必要もないのかなあと思いますが、油断は禁物なので、しっかり勝ちたいと思います」。親友対決はいかなる結末をむかえるだろうか。