「タカタイチマニア3」(10日、後楽園)で、TAKAみちのく(48)が新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードとのシングルマッチに敗れた。

 序盤から徹底した膝攻めに苦しんだTAKAはマフラーホールドを切り返してジャストフェイスロックに捕獲。変型のアームバーに移行して反撃に転じた。

 みちのくドライバーこそエル・エス・クレロ(変型押さえ込み)で切り返されたものの、ヒザを叩き込んで再び攻勢に。変型ネックロックから複合関節技でデスペラードを攻め立てる。

 さらに強烈なナックルパートを顔面に叩き込んだTAKAはスーパーKを狙う。ところがカウンターのロコ・モノ(ナックル)を打ち抜かれると、最後はピンチェ・ロコ(変型バスター)で3カウントを奪われた。

 TAKAはメイン終了後にリングに登場し、敗れたもののタイチと激闘を繰り広げたDOUKIを「これだけでもタカタイチやってきた意義があった」と絶賛。その一方でタカタイチ興行は今回で終了し、次回から「タカタイチデスぺ興行」として開催していく意向を明かした。「タカタイチはやりつくしたから、デスぺはやりたいこといっぱいあるんだよ。それを叶える場所にしたい。新日本プロレスでできないことをここでやればいい」と説明した。

 今年はデビュー30周年の節目を迎える。「去年ワールドタッグリーグ全敗だけど、俺はもうジュニアもヘビーも関係ないから。ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア、WTL、NEW JAPAN CUP全部出てやろうくらいのつもりでやってるから。どんどん自分の道を」と豪語。

 20周年を迎えるタイチから「タカタイチ足して50周年記念大会やるか」と提案されると快諾し「これからも好き勝手やっていく」と宣言していた。