東京スポーツ新聞社制定「2021年度プロレス大賞」選考委員会が13日にオンラインで行われた。ジャパン女子プロレス、LLPW(現LLPW―X)で活躍し、9月に死去した元プロレスラーの風間ルミさん(本名斉藤ルミエ=享年55)に功労賞が贈られる。

 1986年にジャパン女子に入団した風間さんはアイドル路線を歩み、歌手としてもデビュー。92年の崩壊後はLLPWを旗揚げし女子プロ史上初の社長兼レスラーとなった。153センチの小さな体を武器にトップ戦線で活躍し、160センチ以上が主流だった当時の女子プロ界に小柄な選手たちが戦える土壌を築いた。

 ジャパン女子時代から行動をともにした同期の神取忍は「功労賞はうれしいことですよ。女子プロレスを、時代を変えていった人だから。本人も天国で喜んでいると思う」と語った。