レジェンド女子プロレスラーのジャガー横田(60)が、まな弟子の女子版虎戦士「タイガー・クイーン」に試練を課した。
 
 クイーンは初代タイガーマスクの40周年記念プロジェクトの目玉として、7月29日にデビュー。10日のディアナ後楽園大会で師匠ジャガーとのタッグ対決を経て、21日のストロングスタイルプロレス後楽園ホール大会ではマーベラスのエース・彩羽匠(28)と一騎打ちする。

 彩羽は女子プロレス界のカリスマ・長与千種のまな弟子で、9日の「スターダム」大阪城大会ではワールド王者・林下詩美に挑戦。30分を越える死闘を展開し、王者をあと一歩まで追い詰めた女子プロ界屈指の実力者だ。
 
 クイーンにとっては試練の一戦を迎えるが、ジャガーは「ここで(クイーンを)潰してもらいたい」と本紙に語っている。マーベラスのエースに〝まな弟子退治〟を仰天要求したのだ。

 その真意はどこにあるのか。「クイーンを上げるため。いいライバルがいなければ伸びないし、私もライバルがいたから強くなった。グレードの高い試合をすれば自然となっていくはず。もちろん(クイーンに)負けないでほしいが、心の違うところではそう思っている」(ジャガー)

 全てはクイーンの成長のためだという。その期待に応えることはできるのか、注目が集まる。