小橋あの感激は今も忘れない レイスさんの言葉「お前がミスタープロレスだ」

2019年08月03日 16時30分

WLW参戦時、レイスさんからベルトを巻かれた小橋(提供写真)

 肺がんによる合併症で死去していたことが1日(日本時間2日)に発表されたハーリー・レイスさん(享年76)。全日本プロレス時代からレイスさんを知る小橋建太(52)も早すぎる旅立ちに驚きを隠せなかった。

 幼少期からプロレスを見ていた小橋にとって「世界チャンピオンといえばハーリー・レイス。NWAといえばハーリー・レイス」。そのベルトは憧れの的で、ジャイアント馬場やジャンボ鶴田とNWAをかけて戦っていた姿は鮮明に覚えている。

 新人のころ、レイスさんとは6人タッグ戦で戦ったことがあった。「当時交通事故からの復帰戦だったと記憶しています。その時は大物レスラーの風格を感じ、それがNWAのチャンピオンなんだと感じました。この試合を経験したことはプロレス人生でも生きたと感じています」

 レイスさんが設立した団体、ワールド・リーグ・レスリング(WLW)の大会に出場した2005年、当時のチャンピオンとの対戦後にハーリー・レイスさんがリングに上がり「お前がミスタープロレスだ」と言いながらNWAのベルトを腰に巻いてくれた。その感激は今も忘れない。

「少年時代にクッキーの空き缶と画用紙を切ってまねして作った、あのNWAのベルトを巻いたのは本当に感慨深かったです。馬場さんもそうでしたが、一生懸命に人生を生きてきた漢(おとこ)が見せる、時折何とも言えない笑顔のような表情が印象的で、ボクもあんな漢になりたいと思います」と偉大な王者との別れを惜しんだ。