【侍ジャパン】WBCメンバー選考に大きな意味を持つ大谷翔平の〝参戦意志〟表明

2022年08月02日 06時15分

初采配で勝利を飾った侍ジャパンの栗山監督(東スポWeb)
初采配で勝利を飾った侍ジャパンの栗山監督(東スポWeb)

 プロアマ記念試合(1日、神宮)で、侍ジャパン・栗山英樹監督(61)が初采配を振るった。今後は11月9、10日の強化試合、対オーストラリア戦(札幌ドーム)を経て、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向けての準備を進めていくことになるが、メンバー選考については、エンゼルス・大谷翔平投手(28)の発言が大きな意味を持つことになるという。

 大谷はMLBオールスター前日の7月18日(日本時間19日)に、WBC出場について「選んでもらえるなら、プレーしたい気持ちはもちろんある」と発言。実際に出場できるかどうかは別として、メジャーを代表するレベルで活躍する日本人選手が、率先して「出場OK」の意志表示をしたことに、侍関係者は「大きなプラスの意味を持つ」と喜んでいる。

「栗山ジャパンは稲葉監督の時とは違い、準備できる時間が限られている。11月に出る選手は、ただ『選ばれた』というのではなく、その試合が世界一につながっているという自覚を持って臨んでもらいたい。自分の状況うんぬんではなく『出たいか』『出たくないか』。『出たい』とトップ中のトップの選手である大谷が、発信してくれたことは本当に頼もしい限りだし、いいタイミングだったと思う」(侍関係者)

 というのも11月の強化試合では、辞退者が予想されるため。これまでもコンディション不良などの理由で、レギュラーシーズン終了後の時期の代表入りに難色を示す選手はいたが、今年は時間がない。コロナ禍の影響もあり、トップチームの実戦自体、限られた機会になる栗山ジャパンにとって、11月の2試合は単なる強化試合ではなく、事実上の壮行試合。「11月の試合に出るNPBの選手たちがWBCに行くメンバーになる可能性が高い」(侍関係者)と、本番想定のテストマッチとなる可能性が高いという。

 そのため、メンバー選考の際に重視されるのは「今シーズン終盤の8~10月のパフォーマンスでどんな数字やチームでの貢献があったか」で、現在、水面下でリストアップしてある120人ほどの候補選手を、9月中にも50人前後に絞り込む予定となっている。

 そんななか、NPB選手よりも多い年間試合数をこなし、年間移動距離もNPBよりはるかに長いMLB所属の大谷が、個人の状況ではなく「代表に選ばれる名誉」を優先して、口を開いてくれたことに関係者は感銘している。

 自身も現地を中心に連日、盛んに報道されているトレードの噂など〝騒がしい〟状況にあるにもかかわらず「選ばれることが名誉であり誇り」と〝意志〟のみを明確にした日本の至宝。侍関係者のなかでも「待望論」はさらに高まっている。

関連タグ: