オールスター第2戦(松山=27日)前に、ホームランダービーの予選2日目、決勝戦が行われ、ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が優勝を果たした。

 この日の1戦目で優勝候補筆頭のヤクルト・村上、2戦目で楽天・浅村を破ると、前日に決勝進出を決めていたソフトバンク・柳田と対戦が決定。大きな拍手が送られる中で迎えた最終決戦、先行の柳田が3本に対してレアードは4本を放って優勝を決めた。

 優勝の要因は他とは違う「投げ手」にあったか。柳田が打撃投手に自主トレ以来の愛弟子である日本ハム・清宮を指名するなど、多くの選手が同僚や後輩野手などを相棒にして臨んだ今年のホームランダービーだったが、レアードはチームのベテラン打撃投手を指名。短時間で3度のフリー打撃という事もあり、決勝戦の終盤には下半身に疲れが見えてきていたが、普段から打ちなれた「プロ」の球ということもあり、制限時間いっぱいのラストスイングで見事に4本目を放つことに成功した。