中日は19日のDeNA戦(バンテリン)に3―2と接戦を制し、連敗を2でストップ。対DeNAの今季連敗も6で止めた。先発・小笠原が6回途中9安打2失点、9奪三振の力投で今季4勝目(6敗)を挙げれば、打線は初回にビシエドが先制8号3ランを放ち、これが決勝打となった。

 以下は立浪和義監督(52)との主な一問一答。

 ――何とか逃げ切った

 立浪監督 初回に良い形でビシエドの3ランが出たが、結果、その後、点が取れないのが最後まで苦しい結果になった。もちろん反省点だが、投手陣が祖父江からはじまって藤嶋、清水、ライデル(マルティネス)とよくしのいでくれた。

 ――初回に4番が理想的な先制3ラン

 立浪監督 久しぶりにね、いきなり3ランですから非常にうれしかった。ベンチも活気づいたし、素晴らしいホームランだった。

 ――小笠原は追いつかれず粘った

 立浪監督 本当は7回まで小笠原には行ってもらいたかったが、今日は制球があまり良くなかったのであそこで代えた。一番苦しい場面で走者2人置いて無死なので、祖父江がよくしのいでくれた、それにつきます。

 ――20日も勝てばDeNA戦で今季初の勝ち越し

 立浪監督 初の勝ち越しもそうだが、かなり今年はベイスターズに負けているので、何とか全員の力でまた明日勝てるようにやっていきたい。

 ――3番に平田、7番に福田とベテランを起用

 立浪監督 やっぱりチームが勝つことも大事だし、投手も勝ちがつかないとね。間隔を空けて勝つためにずっと調整しているわけなので。もちろん状態の良い選手はこれからも使っていくし、若い選手も使いますし、日替わりオーダーになることが今は多いかもしれない。相手にプレッシャーがかかるオーダーを組んでいかないとと思っている。

 ――DeNAに久しぶりに勝ったが、前日は一発で負け、逆に今日は一発で勝った

 立浪監督 そういうこともあるでしょうし、その1勝も小笠原が横浜で勝った勝利。ちょっとでも負け数、DeNAだけではないが、つめていけるように頑張っていきたい。

 ――投のヒーローとなった祖父江は一軍再昇格後、走者を出さず好調をキープしているが、再調整の時に伝えた言葉は

 立浪監督 1回リフレッシュの意味も込めて、走り込みも含めて、1回ちょっとやってこようということは、二軍に行かせる時に言った。ただ、マウンドに上がって打者もそうだが、ピンチとかチャンスの場面では自分である程度は良い意味で開き直っていけるかどうか。その中で打者であれば読みもあるだろうし、投手であれば割り切りとか開き直りも大事。いつも「エイヤー!」ではいけないと思うが、何よりも試合で結果出ることが、打者も投手も状態が上がってくると思うので、そこが大きいと思う。