米大リーグ・パドレス傘下の3Aエルパソを退団し、広島に移籍した秋山翔吾外野手(34)が30日、マツダスタジアムで入団会見を行った。会見の冒頭で秋山は「この日を迎えられたことにまずはホッとしています」と話した。

「やはり選手としてまだまだ長くやりたいという思いがあった」という秋山は広島入りの決め手を「(交渉の場で)鈴木本部長から2000本(安打)という言葉をいただき、そういう言葉が出てきたことをうれしく思いました」と明かした。

 背番号は9。広島では過去に元監督の緒方孝市氏(53)、丸佳浩外野手(33=現巨人)などが背負った。また契約年数は今年を含む3年で出来高を含む総額5億円(推定)。秋山が日本球界に復帰するのは3年ぶりだ。

 またこの日、初めて対面したという松田元オーナー(71)から「ボロボロになっても2000本(安打を)打ってくれ」と言葉をかけられた。秋山は「会見の直前ですけど、ありがたいなと思いました」と感激の面持ちで語った。