ソフトバンク・デスパイネ 一軍昇格でアニキ分、コーチ役、料理長…期待集まる相乗効果

2022年05月18日 06時15分

グラシアル(右)と仲良く歩くソフトバンク・デスパイネ(東スポWeb)
グラシアル(右)と仲良く歩くソフトバンク・デスパイネ(東スポWeb)

 キューバのレジェンドが突破口を開いた。ソフトバンクが17日の西武戦(那覇)に5―1で逆転勝ち。連敗を3で止めた。

 1点を追う9回、起点となったのは一軍昇格したばかりのアルフレド・デスパイネ外野手(35)だった。代打の切り札として登場し、平良から四球を選び出塁。そこから相手のミスも重なり一挙5点を奪った。決勝タイムリーを放ったのは、同郷のグラシアルだった。

 戦力としてだけではない。相乗効果も期待されている。そもそもデスパイネは「面倒見がいいし、ハッキリとこうしたほうがいいんじゃないかなどと言ってくれる」との頼もしい面があり、年齢的には2番手でもモイネロも含む〝キューバ軍団〟のアニキ分で精神的支柱でもある。

 また、日本での経験は一番長くコーチ役としてのアドバイスも大きい。4番のグラシアルは打率こそ2割7分7厘だが、ここまで得点圏では今一つで、全39試合に4番で出場しながら1本塁打12打点と苦しんでいる。「1人より2人とグラシアルにとってもデスパの昇格は大きいですよ。2人でいるとベンチで相手の配球や、どう打ったらいいかを話し合ってますしね」(チーム関係者)。

 それだけではない。料理上手でも知られる。キューバ選手が大好きな豆料理を始め、食材から自分でスーパーに買い出しに行って振る舞うなど、胃袋のケアも欠かさない。その存在は大きい。〝料理長〟としての側面もあるというわけだ。

 この日、9回に登板したモイネロが無失点に抑えたものの、不安定な投球だった。藤本監督も「ちょっと心配やね。自信を持って投げてもらわないと」とメンタル面に関する不安を口にした。こちらもデスパイネ効果で上向くか――。

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