ソフトバンク・又吉克樹投手(31)が、新天地で初となる沖縄凱旋を前に意気込みを語った。17日から那覇で行われる西武2連戦。常に平常心のタフネス右腕は「(中日から)移籍してきてすぐに沖縄で試合ができるのは、ものすごくうれしい」と地元開催を喜びつつ「沖縄の登板でも一個、一個アウトを取ることだけに専念したい」と気を引き締めた。

 15日に沖縄返還50年の節目を迎えた。そんな年に野球熱の高い地元でプロ野球が開催されることに感慨深いものがある様子。「50周年。その年に(東浜)巨がノーヒットノーラン。沖縄の野球界にとってすごくいい1年になるように、どっちが勝っても『すごくいい試合だったな』と言ってもらえるようなプロ野球の姿を見せられればいいなと思います」。

 相手にも山川、平良ら実績ある選手が在籍している。沖縄出身のプレーヤーが野球界を盛り上げる中、県民に雄姿を届けることを誓った。