DeNAのフェルナンド・ロメロ投手(27)が9日、巨人戦(ハードオフ新潟)に先発登板し、7回4安打1失点と好投。チームは3―1で快勝し、自身も今季3勝目を飾った。

 立ち上がりからテンポのいい投球を続け、持ち球のシンカーを多投しながら内野ゴロの山を築いた。3回に四球と単打で2人の走者を背負い、内野ゴロの間に1点を返されたものの冷静さは失わず巨人打線を終始翻弄。7回を94球で終え、自分の投球リズムを最後まで保った。

 初回に2点適時打を放ったソトとともに試合後、ヒーローインタビューを受けるとロメロは日本語で「アリガトゴザイマス」と喜びの第一声。そして「本当にすごくいいピッチングができて試合に勝つことができたので良かった、自分にとってもチームにとってもすごくいい1勝になった」と白い歯を見せた。

 そしてインタビュアーから〝締めのモノマネ〟をリクエストされ「テンテーレンテーテーテン、チョコチョコピー」と絶叫。独特のリズムを交えながら持ちネタであるGO!皆川のギャグを新潟のファンの前で初披露し、スタンドの爆笑を誘った。

 一方、インタビュアーから「やってくれますか?」と〝むちゃぶり〟されたソトは「ロメロだけのものなのでやめておきます」と苦笑いしながら、やんわりと断っていた。