負のスパイラルから抜け出せない。DeNAは28日、巨人戦(横浜)で0―7と大敗し、2カード連続の負け越しとなった。借金は今季最多の4にまで膨らみ、首位・巨人との差は7・5ゲームにまで拡大。最下位・阪神の影もチラつき、Bクラスが定位置となりそうな気配すら漂い始めてきた。

 先発マウンドに立った東克樹投手(26)が5回6安打4失点でKO。初回から岡本和に先制2ランを浴び、続く2回にも岸田に適時打、4回には丸のソロを被弾し、終始、不安定な投球で試合を壊した。降板後の左腕は「初回、2回と四球絡みの失点でチームにいい流れを持ってくることができなかったことは反省点です。また、本塁打は要求通りに投げきれなかったです。次回登板までにコントロールの部分を見直したいと思います」とコメント。

 6回からバトンを引き継いだ2番手・宮国も古巣相手に1イニングで5安打4失点と傷口を広げた。終わってみれば、この日も11安打7失点。直近7試合で41失点を喫し、防御率も12球団ワーストの4・19にまで悪化しており、修正が利かなくなっている。

 打線も巨人投手陣の前に散発4安打に封じられ、全く機能しなかった。