中日のアリエル・マルティネス捕手(25)が5点差をひっくり返す、大逆転勝ちの口火を切った。

 24日の巨人戦(バンテリン)に「3番・左翼」で先発出場。先発の福谷が乱調で序盤からG打線の爆発を許し、1ー6で迎えた3回だった。先頭で相手先発・赤星の115キロカーブを捉えると、打球は左翼・ウォーカーの前で弾む。安打と思われたが、ウォーカーの緩慢な動きを見て一気に二塁まで激走した。

 反撃ムードをチームに呼び込む二塁打をもぎ取ったA・マルティネスは「試合前に監督にもらったユンケルを飲んだからかな(笑い)。いつも走塁は貪欲に次の塁を狙えとコーチから言われている。打った後は二塁に全力で走った」と、してやったりの表情を浮かべる。

 A・マルティネスだけでなく、4打点の大暴れでヒーローとなった石川昂にもこの日、ユンケルを差し入れしていた立浪監督は「アリエルが思い切っていってくれた。その後、なぜかレフトばかりにボールが飛んで、いい形で点が取れたが、非常に序盤から厳しい展開の中、早い回に点を取れれば、まだまだ分からないなと思っていたが、ウォーカーにホームランを打たれて、ちょっと暗い雰囲気になりかけたが、今日はよくひっくりかえした試合だった」と笑顔でうなずいた。