中日・岩崎翔投手(32)が16日の巨人戦に4番手として8回から登板。1イニングを無失点に抑え、開幕に向けて順調な仕上がりを見せた。

 岩崎はMAX156キロの速球と落差のあるフォークで吉川、中嶋、秋広をいずれも内野ゴロに仕留めて3人でピシャリ。「まっすぐに関しては以前の登板よりだいぶ出力が出ていい形に近づいたのかなと思います。悪くないボールが何球かあたのでまっすぐに関してはほとんど心配していないです。振り遅れた形のファールが多くなってきたり、空振りをとれたりしたらだいぶいい感じだと思う」と25日の開幕へ向けて確かな手応えを感じている。

 ソフトバンクへFA移籍した又吉の人的補償として中日入りした岩崎だが、8回のマウンドに上がる際にはバンテリンドームのスタンドから大きな拍手が起こった。「一日も早く名前を覚えてもらいたい。たくさん投げてたくさん活躍してチームのためになればいいなと思っている」。名刺代わりの快投劇で名古屋のファンに早くも強烈なアピールを行った。