二軍調整していた中日・福敬登投手(29)が開幕一軍入りに滑り込みそうだ。

 12日の阪神戦(甲子園)で3点ビハインドの8回から4番手でオープン戦初登板し、1イニングを無安打無失点と好投。「内容は良かった。打者有利のカウントにしてしまったら終わり、というのは直感で思っていたので、どんどん勝負しようという気持ちは持っていた。自分の中でいいアピールはできた」と納得の表情を浮かべる。

 昨秋に左肋骨(ろっこつ)の疲労骨折が判明し、ブルペン投球を再開できたのは春季キャンプ直前で、ここまで二軍で調整を続けてきた。昨年11月の契約更改後の会見ではSNSで誹謗中傷の被害を告白し、その後、愛知県警中署に被害届を提出し受理されたことも明かしていた。「いろいろあったけど、間に合ったというか、この時期に上で投げられて良かった」とホッと胸をなで下ろす。

 立浪監督は「やっぱり経験もあるので、何となしに見てて安心感というか。もう少し球速が戻ってくれば必要な選手に必ずなる」と期待を込めている。