DeNA・石田健大投手(29)が9日、西武とのオープン戦(横浜)で先発マウンドに立ち、5回を84球、4安打3四球1失点でまとめた。

 初回一死から外崎に先制ソロを浴びたが、あわてることなく落ち着いていた。降板する4回まで毎回走者を背負ったものの要所を締め、追加点を与えなかった。4回一死から源田、栗山にこの試合で初めて連打を許して一、二塁とピンチを広げたが愛斗を左飛、岸を二ゴロで料理。いずれも追い込んでからの外角チェンジアップで凡打に打ち取った。

 この日、オープン戦2度目となった先発マウンドについて石田は「ヒットでの出塁は仕方ないけど、四球で出塁させてしまったことは反省点です。三者凡退のイニングがなく攻撃のいいリズムにつなぐことができず申し訳ないです。本塁打の後はランナーを出しても切り替えることができ、ホームベースを踏ませることなく粘りの投球ができました。次回登板ではストライク先行、投手有利のカウントを意識し試合に臨みたいです」と振り返った。

 前回は2月26日の日本ハム戦(名護)に先発し3回1安打無失点。ここまで好内容を残していることには「ものすごくいい調整ができていると思いますし、開幕6人の枠に入らないといけない立場にいると思うので、しっかりとアピールしながら結果を出すことが一番だと思ってマウンドに上がっている」と表情を引き締めた。
 
 昨季後半戦から先発へ転向した左腕。8年目の開幕へ向け、順調にペースを上げている。