DeNA・坂本裕哉投手(24)が8日、西武とのオープン戦(横浜)で5回から2番手としてマウンドに立ち、2回を30球、2安打1四球無失点と好投。今季で3年目を迎える左腕が開幕先発ローテ入りへ前進した。

 5、6回ともに走者を背負いながらもあわてることなく後続を断ち、本塁を踏ませなかった。前回登板の2日・広島戦(横浜)は先発し、5回無失点。ここまで好調な投球内容を残している。

 試合後はグラウンド上でインタビューに応じ「ヒットを打たれながら、四球でランナー出してしまいながら…だったが、守備にも助けられ、無失点に抑えられて良かった」とコメント。斎藤投手コーチら首脳陣から「『とにかくゾーンで強い球で勝負していこう』というアドバイスをいただいている」ことも明かした上で「そういうピッチングが去年までと比べてしっかりとできていると思うので、シーズンに入ってもできるように」と自分に言い聞かせるように続けた。

 一方の三浦監督は「ボール自体も昨年より良くなっている。そのあたりで、もっと自信を持って早め早めにカウントを進めてもらえればよかったなとは思うが、良くなっています」とやや注文をつけつつも、3年目左腕に確かな成長を感じ取っている様子だった。