阪神2月キャンプの「通勤短縮」 個人トレか、連携か…悲願Vの命運握る “浮いた時間” 活用法

2022年01月09日 06時15分

今年も宜野座キャンプが迫ってきた(東スポWeb)
今年も宜野座キャンプが迫ってきた(東スポWeb)

「働き方改革」がV奪回の鍵になりそうだ。就任4年目を迎えた矢野燿大監督(53)率いる阪神では、2月1日から始まる沖縄・宜野座キャンプで今年からチーム宿舎が変更になった。これまでは道路事情次第で片道60分ほどかかっていたかかっていた〝通勤時間〟は、最短20分程度に短縮される。浮いた時間をどう有効利用するか――。関係者の間ではさまざまな意見が飛び交っている。


 昨年の阪神はリーグ優勝したヤクルトにゲーム差なしの2位で涙を飲んだ。選手、首脳陣を問わず「今年こそ」の思いは強い。

 悲願達成に向けて追い風も吹いている。その一つがキャンプ中の宿舎の変更だ。昨年までは読谷村のホテルから早くても片道40分、道路事情によっては約1時間かけて宜野座球場まで通っていたが、今年は宿舎が恩納村となり、所要時間は片道25分程度に短縮される。1か月に及ぶキャンプで少なくとも1日当たり30分、移動に割く時間が省けるのは大きい。矢野監督も「近くなる分、(練習を)長くやればいい」と浮いた時間を有効活用する考えだが、選手や関係者が特に注視しているのは「朝」の時間の使い方だ。

 これまでもウエートトレーニングや特守・特打など自主練習のために早出の移動便に乗り込み、全体練習開始前から汗を流す面々も若手を中心に数多くいた。それが今年は昨年まで10時前後に設定されていた全体練習開始時刻も前倒しが可能な状況になった。確実に増える〝朝活〟を何に使うべきかで、さまざまな意見が飛び交っている。

 方法論は大きく2つ。全体練習開始時刻は変更せず、従来通りウエートを含めた各種トレーニングやマシン打撃などの一人で完結できるメニューにあてるか、連携プレーなどが含まれる複数人での強化練習に割くか。どちらも大切なことだが、個人練習を重視か、チームとしての強化に狙いを定めるかで成果に違いが出ることも考えられるだけに、その選択も容易ではない。

 昨年までは宿舎に隣接した簡易施設で体を動かしたり、バットを振る選手もいたが、移動時間が長いことから球場到着後にアップをし直すような二度手間もあった。まさに〝時は金なり〟で、浮いた時間を有効活用できれば17年ぶりのリーグ優勝もグッと近づいてくるはずだ。

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