ソフトバンクが国内FAで獲得した又吉克樹投手(31)の人的補償として、中日に岩崎翔投手(32)が移籍することが27日、決まった。

 以下はペイペイドームで取材に応じた岩崎の一問一答。

 ――突然のことだったが、率直な気持ちは

 岩崎 さすがに驚きはしたんですが。選んでいただけたことに関してはうれしいことですし。薄々、プロテクトから外れているんじゃないかというのは覚悟していたので。そうなった場合に選んでもらえなかった方が悲しいなと。選んでいただいたことに感謝して、どこに行こうがやるしかないので。そういう感じです。

 ――前向きに捉えている

 岩崎 そうですね。本当にいいパフォーマンスが出せるように準備するのはホークスでもドラゴンズでも関係ない。さすがに今は気持ちの整理はできていないですが、前向きに行かないと何も始まらないので。

 ――ホークスでの思い出などがよみがえる

 岩崎 そうですね。14年、福岡の地にいたので思い出すというか寂しい気持ちはある。あとはチームメートですね。たくさん長い時間を過ごした人が多いので、寂しいなという気持ちはあります。

 ――来年へ心機一転、大きなきっかけになる

 岩崎 一つのきっかけにしないといけないと思うし、中日さんが選んでくれたので、それを感じで意気に感じてチャンスだと思ってやらないといけない。

 ――人的補償というと言葉のイメージは重いが、前向きに選んでもらったという気持ちの方が先に来たのか

 岩崎 先に来たのはマジかという感じだったけど、前向きに考えないと始まらないという部分があった。

 ――中日の選手で交流ある選手は

 岩崎 一度、ジャパンの親善試合のときに田島が同級生で話したり、キャッチボールを一緒にしてくれた。あとは二軍投手コーチには高校の先輩の小笠原さんもいる。また一から人間関係を作れたらなと思います。

 ――契約更改後は守護神を目指すと言っていたが、中日でもか

 岩崎 目指していくと言うより、中日さんの投手陣の中では競争もある。9回を目指すと言うよりも上を目指すという意味で発言したつもりだった。もちろん、そういった目標だったり、気持ちはあるが、まずは出場機会を得られるようにアピールしていきたい。

 ――中日で活躍している姿を見せることがホークスファンへの恩返し

 岩崎 18(歳)のときからなので。期待してもらっていたにも関わらず、パッとした成績もなかったので。それでも応援してくれていた。本当にありがたいしかないですし、またグラウンドで会うことがあれば応援してもらいたい。