ミスターオクトーバー再び! 阪神・藤浪は中継ぎ陣の“救世主”になれるか

2021年10月11日 05時15分

再び「ミスターオクトーバー」になれるか(東スポWeb)
再び「ミスターオクトーバー」になれるか(東スポWeb)

 阪神がヤクルトに4―6で敗れ、敵地での天王山3連戦を負け越し。ライバルにマジック「9」とされ、土俵際まで追い込まれた。

 3回までに2点を先行される苦しい展開。一時は4―2と逆転も、中継ぎ陣が相手打線を止めきれなかった。打線も相手を上回る15安打を放ちながら、17残塁。矢野監督は「もちろん連勝しないといけないのも分かっているし、もう何度も負けれるわけじゃない」と気丈に話したが、逆転Vはかなり厳しい状況となった。

 とはいえCSなど先々を見据えれば、解決すべき課題もある。

 9月以降、攻撃陣の得点力不足もあり、投手陣への負担は確実に増加。さらに、先発陣のシーズンでの蓄積疲労もあり、最終的にそのしわ寄せは、中継ぎ陣の登板過多に及んでいる。

 この日も先発のガンケルが3回で降板し、リードを許した状態でエースリリーバーの岩崎を投入するなど、8回までに6投手をつぎ込んで勝負せざるを得ない展開だった。残り試合は11。早い回で先発がKOされても、簡単に試合を捨てるわけにもいかず、チーム事情に詳しい関係者も「先発が配置転換でそこに入るか、または、もう1、2枚、中継ぎの層を厚くしないと苦しい」と、まずは劣勢の状況で登板し敵の勢いを消す人材が必要になっている。

 その候補に浮上するのが、藤浪だ。今季は開幕投手を務め4月まで先発として稼働したが、不調で交流戦では中継ぎに配置転換され、その後も状態は安定せず、21試合で防御率5・21。9月10日に降格後はファームで先発待機していた。

 だが、ここにきて再び二軍の起用法も変化した。9日のファーム日本選手権では、7回から2番手で中継ぎで登板。1回無失点に抑えるなど、V争い中の一軍にフィットでき得るパフォーマンスを披露した。右腕は昨季10月も主にリリーフで11試合に登板し、防御率1・76の好成績。一時的とはいえ、最終盤のチームの救世主的存在になった。悩めるかつてのエースは果たして再び「ミスターオクトーバー」になれるか…。

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