阪神のジェフリー・マルテ内野手(29)が28日のヤクルト戦(神宮)で、今季1号となるソロ本塁打をマーク。ナインが一斉に「弓引き」をする新ベンチパフォーマンスを披露した。

 1―0の3回二死、相手投手・奥川がフルカウントから投じた直球をマルテは豪快にフルスイング。打球は勢いよく左翼席へと着弾し、開幕2連勝と勢いに乗る虎党を一気に熱狂させた。

 ダイヤモンドを一周し自軍ベンチに戻ったマルテは首脳陣、ナインらと一斉に「弓引き」のポーズをとるパフォーマンスを披露。2013年、当時在籍していた西岡剛氏らが中心になって発案した「グラティ」をほうふつとさせる一幕となった。

「矢野ガッツ」に象徴されるように、ベンチの一体感を重視する矢野阪神らしさが出た虎の新ネタ。ちなみに「グラティ」は「相手への尊敬の念が感じられない」など、一部OBからの〝物言い〟により、2013年シーズン限りで封印されてしまった過去も…。マルテの新パフォーマンスは今後チーム内に定着できるか、注目が集まる。