巨人・井納翔一投手(34)が頭部裂傷を負い、17日の中日とのオープン戦(バンテリン)で予定された登板を回避することが決まった。

 15日に甲子園の室内練習場で行われたチーム練習後、原辰徳監督(62)は「あんまりいい報告じゃないんだけど…ケガしたんだよ、井納が」と自ら切りだした。DeNAからFA加入した右腕は開幕ローテ入りが確実で、指揮官からは150イニング以上の登板を期待されている。

 しかし、この日のジャイアンツ球場での練習中に頭部裂傷を負ってしまったといい、患部を縫合したという。いったい、どういう状況でそんなことになってしまったのか…。真っ先に浮かぶのは、打球が直撃したなどのシチュエーションだが、指揮官によると「いや、そんなんじゃないんだよな。恥ずかしくて言えないぐらい」だそうだ。

 経緯はどうあれ、気がかりなのは開幕に間に合うかどうか。原監督は「そのへんはハッキリ断言はできない」としたが、ひとまず17日の登板を回避して回復を待つ。開幕まであと11日。尾を引くようなことにならなければいいが…。