DeNA奇策先発は大失敗〝人間サンドバッグ〟のパットン「リリーフと同じ感覚でブルペンから投球しましたが…」

2020年09月03日 19時40分

メッタ打ちされて降板したパットン

 奇策は完全なる失敗に終わった。DeNAのスペンサー・パットン投手(32)が3日の巨人戦(東京ドーム)で来日4年目にして初先発し、1回1/3を投げ、2本塁打を被弾するなど9失点(自責7)。無残な形でマウンドを降りた。

 本来ならばセットアッパーとしてマウンドに立つ助っ人右腕だが、この日はラミレス監督の決断により「オープナー」として先発マウンドへと送り出された。

 ところが、これが完全に裏目となった。1点リードをもらった初回から安定感を欠き、四球と単打で一死一、三塁とすると岡本の右前適時打で同点にされた。さらに亀井の放ったライナー性の打球を左翼守備に就いていた佐野がファンブルして失点するなど、この回に3点を許した。

 1回裏に打席に立った後、2回も続投。しかしリズムを取り戻せず、一死一、二塁から松原に3ラン、岡本にも走者1人を置いて2ランを浴びるなど〝人間サンドバッグ〟のように巨人打線の猛攻をノーガードで食らい続けた。丸にこの回5連打目となる二塁打を許したところで、ベンチから出てきたラミレス監督が球審に交代を告げ、マウンドのパットンは首をかしげながらベンチに下がった。

 2番手でマウンドに上がった武藤も勢いのついた巨人打線を止められず、この回だけで打者一巡となる3被本塁打を含む8被安打10失点とベイスターズは序盤で早々に突き放された。

 降板後、パットンは「リリーフと同じ感覚でブルペンから投球しましたが、思い通りにいかず全体的にボールが高く浮いてしまいました」と振り返った。