オリックス続く監督途中交代 球団本部長が反論「黒歴史と言われようが、何もしないより正しい」

2020年08月29日 06時15分

中嶋監督代行(中央奥)が指揮を執るようになり、ベンチのムードは変わった

【核心直撃】オリックスに巻き返しの勝算はあるのか。西村徳文監督(60)の電撃〝解任〟を経て、中嶋聡監督代行(51)体制がスタート。就任後は若手の積極起用で独自色を打ち出している。とはいえ、借金18と苦しい状況に変わりはなく、主砲ジョーンズの状態も気がかり。森川秀樹球団本部長(60)に監督交代の経緯、後半戦への決意を聞いた。

 

 ――中嶋監督代行に期待することは

 森川本部長 昨年から二軍監督をやられて若手の育成を目の当たりにしてきた。全員のいいところを引き出す運営をしてほしい。一番若手に詳しいし、二軍で頑張っていた中川やラオウ(杉本)も起用している。

 ――辛抱強く起用してほしいと

 森川本部長 そうですね。成長過程を見て監督代行なりの期待値がある。それぞれの選手をいい状態のままでプレーさせ、バリューチェーンしてほしい。ベンチも明るくなってますよ。

 ――西村前監督への辞任要請のタイミングについては

 森川本部長 18日からの西武戦6連戦で巻き返そう、というのがみんなの腹づもりだったが、3連敗で危うくなった。そこがデッドラインと判断した。反転させるためには違う手段を講じた方がいいということ。

 ――オリックスはシーズン途中の監督交代という〝黒歴史〟を繰り返しているとの指摘も…

 森川本部長 そういう意見があるのも承知のこと。でも、中嶋監督代行で3連勝してからはネットでも称賛の書き込みがたくさんあったし、非難されるかどうかは今後の戦績によると思う。黒歴史と言われようが、手をこまねいて何もしないよりは可能性が高い方にかけてみるのが正しい。

 ――主砲のジョーンズの不振が低迷の要因の一つになっている

 森川本部長 あれだけ実績ある選手だから必ず打てると思っているし、今も変わらない。かかとが痛いとか多少コンディションが悪い時もあるけど、日本野球に慣れて投手の攻め方もわかってきているので、後半にかけて必ずポイントゲッターになってくれる。このまま終わる選手じゃない。信頼が揺らぐことはない。グラウンドで全力疾走する姿をみているとまったく迷いはないと思う。

 ――ロッテに1勝11敗1分け、ソフトバンクに2勝13敗と2球団に極端に負け越している

 森川本部長 勝負の難しさが出ている。ロッテには昨年大きく勝ち越しているし、実力差が大きくあるとは思っていない。ソフトバンクも先日の3連戦で柳田を無安打に抑えたし、打てなかった和田を途中降板させた。反抗は始まっている。

 ――失望しかけているファンに向けては

 森川本部長 まだまだ! ここからが正念場、勝負どころですよ。