DeNAが27日の広島戦(横浜)で3―2と逆転勝ち。2連勝で同カード3連戦の勝ち越しを決め、貯金を2とした。

 先発の井納が5回1/3を2失点と好投し、4回には逆転の2点適時二塁打を放つなど投打でフル回転。ベテラン右腕からバトンを受け継いだ4人のリリーフ陣も1点のリードを死守し、勝利を手繰り寄せた。

 試合後、アレックス・ラミレス監督(45)は、まず井納の逆転打について日本語で「スゴイ、バッティング」と激賞。投打でヒーローとなったベテラン右腕の働きを「坪井打撃コーチから打席に入る前に『初球、しっかり狙っていこう』と素晴らしいアドバイスがあり、彼はそれをしっかりと聞いて言葉通りに初球を捉えた。投球も6回を投げ切ることはできなかったが、非常に安定していた。本当に素晴らしかったと思う」と振り返った。

 そしてリリーフ陣に関しても「(6回途中から火消しに成功した)パットンも含め、皆が素晴らしい仕事をしてくれた。毎回、毎回きついイニングだったが、これもチーム一体となっての勝利だったと思う」と評し、賛辞を贈ることを忘れなかった。