粘投も初白星とはならなかった。DeNA・上茶谷が31日の阪神戦(甲子園)で今季2度目の先発マウンドに立ち、6回を95球、5安打2四球3失点。4回二死一、二塁から梅野に高めに浮いたカットボールをとらえられ先制の3ランを浴びたが、大崩れはせず〝クオリティスタート〟で試合をつくった。

 打線が6回に1点、7回にも山下、オースティンの適時打で2点を加えて同点とし、勝敗はつかなかった。降板後は「序盤からストライク先行で押していけたことは良かったです。4回の梅野選手に本塁打を許した時は、カットボールが上手く指にかからず抜けてしまいました。次回登板までにランナーをスコアリングポジションに置いた状況でも、冷静な投球ができるようしっかり調整したいと思います」と振り返っていた。