「松坂世代」元プロ野球選手経営の焼き肉店に強盗 59万円奪われた店主・大西氏「腹立たしさと怒り」

2020年07月24日 16時54分

「笑ぎゅう」のオーナー・大西氏

 近鉄、オリックス、横浜(現DeNA)などでプレーした元プロ野球選手の大西宏明氏(40)がオーナーを務める大阪・心斎橋の焼き肉店「笑ぎゅう」に24日未明に強盗が押し入り、現金約59万円を奪って逃走する事件が起きた。大阪府警南署が強盗容疑で男の行方を追っている。

 午前1時50分ごろ、男性従業員が閉店の準備を1人でしていたところ、30代の男が客を装って入ってきた。従業員が「もう閉店ですよ」と言うといったん立ち去ったが、すぐに戻り「お前、しばくぞ」などとからんできたという。約5分後、男は「レジから金を出せ。ナイフ出すぞ」とすごみ、カバンに手を突っ込むしぐさを見せた。

 カバンの中から金属音を聞き取り「やばい…」と思った従業員は刺激させまいと壁に向いておとなしくしていた。男はレジの開け方がわからずにバタバタ周囲を物色し、売上金約59万円の入った封筒を見つけると、奪って逃げた。店には他にもう1人のスタッフがいたが、買い物に出ていた。男は身長165センチくらいで、黒いTシャツ姿の「細マッチョ系」だったという。

 同店は2012年に大西氏がオープン。オリックスの選手や西武・松坂、レイズ・筒香らがなじみにしており、野球ファンの間でも有名だった。大西氏はPL学園で松坂の横浜高と名勝負を演じ、プロ入り後も「松坂世代」として活躍した。11年に引退後は経営に集中していたが、18年に関西独立リーグ「堺シュライクス」の監督に就任し、事件の日は早朝練習のため、店はスタッフに任せていたという。

 災難にあった大西氏は「スタッフにケガがなくてよかった。あとは腹立たしさと怒りです。こんな時期に…。でも僕もこういう性格やから割り切った。これを宣伝と思うようにしますよ」と前を向いた。