DeNA・佐野恵太 本塁打ゼロでも「無欲の4番」とラミレス監督から高評価

2020年07月22日 11時00分

DeNA・佐野

 DeNA・佐野恵太外野手(25)が「つなぎの主砲」としてもがきながら活路を見いだそうとしている。21日のヤクルト戦(横浜)でチームは4―6と敗れ、悪夢の6連敗。それでもチームトップ(21日現在)でリーグ4位の打率3割5分3厘を誇る自身の打棒の勢いは、最近6試合でも21打数8安打と衰える気配はない。メジャーリーグへ移籍した筒香(レイズ)の後を引き継ぐ形で今季開幕から新4番を任され、奮闘を続けている。

 ただ打点は9で14日の中日戦(ナゴヤドーム)から足踏みが続き、得点圏打率も2割台に低迷中だ。さらに12球団の4番の中では、ここまでただ一人の0本塁打。佐野は申し訳なさそうに「なかなか本塁打を打てないですが、1本は打てるように頑張ります」と謙虚な言葉を口にしている。

 しかし、ラミレス監督はまったく問題視していない。むしろ「非常によく頑張ってくれている」と高評価を与えている。

「ラミレス監督は佐野の働きぶりについて『重圧の高い4番を初めて任されたにもかかわらず、開幕から仕事をこなし続けている』と評し、非常に満足げです。逆に本塁打を打てていないからと、変な欲を出し過ぎて調子を崩すほうが怖い。それもあって佐野には『本塁打への欲はいらない』という助言も送っています。監督の考え通りに気負うことなく自然体であり続ければ、佐野から本塁打はそのうち必ず出るはずです。打点もおのずと稼いでいくと思います」(球団関係者)

 ちなみに佐野は2月の春季キャンプでラミレス監督から直々に指名を受け、筒香に代わる新主将の座にも就任している。

「最終的に20本は打てる力がある」と指揮官から太鼓判を押されるハマの新4番は“無欲のススメ”でさらなる進化を遂げ、苦しむチームを救えるか。