DeNA・大貫 危機感再点火させた〝番長〟三浦の言葉

2020年07月15日 11時00分

DeNA・大貫

 DeNA・大貫晋一投手(26)が、2年目の飛躍を誓っている。14日の中日戦(ナゴヤドーム)に先発し、プロ最長となる8回を89球、3安打1死球2失点の快投で今季初勝利。ヒーローインタビューでは「前回悔しい思いをしたのでチームのために一球一球投げた」と、安堵の表情を浮かべた。

 前回登板した10日の阪神戦(甲子園)では土砂降りの中での先発マウンドとなり、初回に2本塁打を含む打者一巡の猛攻を浴びて1イニング3失点で降板。ここまで今季2戦2敗だった右腕は中3日で、1勝目を手にすると「チャンスを何回もいただいているのに結果で応えられなかったので、今日こうしてチームにちょっとでも貢献できたのですごくうれしい」と目尻を下げた。

 新日鉄住金鹿島に在籍した社会人時代から大きく飛躍。いわゆる“遅咲き”だ。25歳で迎えたルーキーイヤーの昨季は開幕ローテーションの座をつかみ、終わってみればチーム3位の6勝をマーク。だが一、二軍を行き来し、必ずしも満足のいくシーズンではなかった。

 今年2月のキャンプは二軍スタート。現役時代から憧れの存在だった「番長」こと三浦大輔二軍監督が「ここにいてはいけない。一軍に上がって活躍するためにどうしたらいいかを考えてやれ」と発した言葉に危機感を覚え、闘魂を再点火させた。

 大貫は「ハッキリ言えば、自分はプロ入りでギリギリの年齢。投げて結果を出さないといけないんです」と言い切る。同期の上茶谷は学年で言えば、3つ下。同じ右腕で刺激し合うライバルは右ヒジ炎症で開幕から出遅れたが、一軍復帰も秒読み段階となっている。“ネバーストップ”をモットーに先発ローテを死守し、白星を積み重ねていく。