DeNAの2年目右腕・大貫晋一が14日の中日戦(ナゴヤドーム)に先発し、プロ最長の8回を投げ、3安打2失点の好投で今季初勝利を挙げた。

 初回は守備の乱れから先制を許し、4回にはA・マルティネスにソロを浴びたが、投球リズムは崩れなかった。低めにボールを集め、ゴロアウトを量産。89球で打者28人を料理した。

 前回10日の阪神戦では土砂降りの甲子園球場で初回に2本塁打を含む打者一巡の猛攻で3点を失い降板。中3日の〝雪辱登板〟で結果を出し、ヒーローインタビューでは「前回悔しい思いをしたので、チームのために一球一球投げた。前回は変化球が高かったが、今日はしっかり低めに投げられたと思う。本当にずっと悔しい思いをしていましたし、チャンスを何回もいただいているのに結果で応えられなかったので、今日こうしてチームにちょっとでも貢献できたのですごくうれしいです」と安堵の表情を浮かべた。