日本野球機構(NPB)は11日、オンラインによる臨時の12球団代表者会議を行い、7月日に予定していたフレッシュオールスター戦(愛媛・坊ちゃんスタジアム)、同19、20日に予定していたオールスターゲーム(福岡ペイペイドーム、ナゴヤドーム)の中止を決定した。

 斉藤惇コミッショナー(80)は「残念なご報告になりますが、オールスター、フレッシュオールスターを中止することを決定しました。70年の歴史になりますがこういうことになり、待ちわびたファン、関係者の方に申し訳ない」とコメントした。

 理由について「試合数が変則的になってきていて、時間間隔から考えても(出場)選手をどう選ぶかが難しいという問題がある。過去の記録などから考えても、継続性などの問題もありますし、まずは選手を選択できるかの問題があったと思う」と説明した。

 また、会議の冒頭では「現時点で開幕日を決定するのは難しい。(専門家から)厳しいご意見を頂き、それを受けて12球団会議をいたしました。(開幕の)日付が決まらないというのは残念。選手、ファンの方々に心苦しい思いであります」と今の心境を語った。

 一方で「22日になってくると相当見えてくる。ここのところちょっと、日本も(規制を)緩和している。この現象が20日すぎに出てくる。これを見ないといけないというのが(専門家の)先生方のご意見」とし、次回代表者会議が行われる22日に開幕日が決まる可能性を示唆した。