中居センバツ球児救済案採用あるぞ

2020年04月04日 16時31分

甲子園球場

 意外な男が球界の救世主となるかもしれない。新型コロナウイルスの影響で高校野球のセンバツ大会が中止となり、プロ野球もいつ開幕できるか分からない状況下で、3月31日にジャニーズ事務所を退所したばかりの中居正広(47)が、高校球界で大きな注目を集めていることが分かった。中居が提案した“センバツ救済プラン”が、プロ野球大物OBらそうそうたる識者の案よりも「素晴らしい!」と、甲子園大会関係者の間で大評判なのだという。

 今年の第102回全国高等学校野球選手権大会(8月10~25日、甲子園)に携わる大会関係者から「中居案」の採用を主張する声が強まっている。大会幹部は「これは冗談でも何でもありませんよ。我々は何とかできないものかと真剣に考えております」と本紙に声を大にして打ち明けた。

「中居案」とは、大の野球好きとして知られるタレントの中居が発案したセンバツ球児への救済プランだ。新型コロナウイルス蔓延によって史上初の開催中止となった第92回選抜高校野球大会では32校が参加するはずだった。涙をのんだ球児たちに救いの手を差し伸べようと、中居は3月15日にフジテレビ系「ワイドナショー」に出演し「こんな緊急事態だったら、プロ野球は無観客でオープン戦やっているんで、このセンバツに出られなかった高校球児と、高校生と練習試合できないのかなって」とコメント。日本球界には「プロ・アマ協定」の障壁があることも理解した上で「こういう時こそ知恵を絞る」とNPB球団対センバツ代表校の夢対決の実現を番組上で強く訴えた。

 これにはネット上でも賛否両論が沸き起こっていたが、意外なことに高校野球界には「中居くん、さすが!」と賛同する意見が多い。前出の大会幹部はこうも続ける。
「今年のセンバツに出場できなかった球児たちの救済措置は我々も常に頭を悩ませながら考えているところ。そうしたタイミングで中居さんが、非常にいいことを言ってくれたと思っている。もちろん実現にはプロ・アマ協定が立ちはだかるが、ウイルスとの闘いという人類史上まれなケースなのだから、ここは超法規的措置で例外として認めてあげてもいいのではないか。彼ら球児たちの救済措置になるのはもちろんのこと、コロナとの闘いで疲労困ぱいしている日本全体を元気づけることにもつながる素晴らしいプランになると思います」

 これまで江川卓氏(元巨人)や赤星憲広氏(元阪神)ら甲子園経験者のプロ野球OBたちは夏の大会にセンバツ出場校も参加させるプランを提案。開星(島根)の「腹切り監督」こと野々村直通監督は本紙紙面を通じて「悔しさをプラスアルファにして夏にぶつけろと言いたい」と救いの手そのものを「必要ない」と断じるなど、多くの識者が知恵を絞ったが、大会関係者に最も“刺さった”のは「中居案」だったというわけだ。

 ただ現状では、夏の甲子園も開催できるかどうかは不透明で、センバツが幻となってしまった球児たちがリベンジできる場があるかどうかも分からない。そんな同情すべき世代の球児たちにとって「中居案」はせめてもの救いになるかもしれない。