DeNA・今永 「レクサス理論」で進化を図る

2020年02月15日 16時30分

今永昇太

 DeNA・今永昇太投手(26)が意欲的なキャンプを送っている。初日からいきなりブルペン入りすると、12日には打撃投手を務めるなど順調そのもの。東京五輪金メダルを目指す侍ジャパンの主力としても期待される左腕は“レクサス理論”で5年目も進化を図る。

 一時の不振を脱し、昨季は13勝7敗、防御率2・91と復活。木塚投手コーチによると「苦労した時期もありましたが、去年1年間投げたことで『俺はこれで生きていく』という覚悟と自信を持てたのでは。ゴウ(筒香)が抜けたこともありますが『今年は自分がチームを引っ張るんだ』という思いも感じますよね」。

 そんな木塚コーチの評価を伝えると、今永は大きくうなずきながら「礎になっている」という投球論を明かした。

「僕は車が結構好きなんですが、木塚コーチは話が上手。例えば『レクサスからベンツに乗り換えるんじゃなく、土台は変えずにパーツを変えながらマイナーチェンジしていこう』ということをルーキーから言われていて、それが今の僕の考えの根本になっているんです。それができない年は駄目。自分はこれという根幹、いつでも戻れるところがあれば、変化を恐れずチャレンジできる。今年はそれがブルペンでも体現できています」

 マイナーチェンジの一環がカットボールの完全習得。昨秋のプレミア12で武器となった球種だが、今季はレギュラーシーズンで使うことも想定し、開幕の3月20日へ向けて磨きをかけている。

 もちろん東京五輪も忘れてはいない。「まだそこまで意識はないですが、これから実戦が入ってくれば頭の片隅に置きながらやることになってくると思う」。たくましさを増した左腕から、今年も大暴れの予感が漂う。