DeNAの特別コーチ・ビスケル氏を直撃 「日本で監督をやる気はありますか?」

2020年02月13日 16時30分

ラミレス監督(左)と話すビスケル氏

 米メジャーで計11度のゴールドグラブ賞を誇る守備の名手、オマー・ビスケル氏(52)が、ラミレス監督の誘いを受け、DeNAの春季キャンプに参加中だ。

 特別コーチとして連日、若手選手らに熱血指導を繰り広げている。同氏はマリナーズ、インディアンスに所属していた1993年から2001年まで遊撃手として9年連続ゴールドグラブ賞を受賞。メジャー24年間で通算2877安打を放ち、現役引退後は17年のWBCでベネズエラ代表監督を務めるなど、指導者としても高い評価を受ける。

 となれば、将来的に日本での監督業の可能性はあるのだろうか…。本人を直撃すると「他国ならともかく、日本は無理だろう。自信がないよ」と苦笑いを浮かべた。米球界での実績に加え、エンゼルス、タイガースでもコーチ経験がある名将候補がなぜ日本で指揮官になれないのか。改めて理由を聞くと、本人はこう続けた。

「人づてには聞いていたが、日本に来て改めてラミレス監督の人気が絶大なことがわかったからね。皆に愛されているし、指導力も素晴らしい。規律を守り、ハードワークをいとわない日本の選手、チームを彼はしっかりまとめ上げている。そんな姿を見たら自分にできるかな、と思ってしまうんだ。米メジャーでの実績や人気? それは関係ない。僕は今、同じベネズエラ出身の人間として彼を誇りに思う。それぐらい彼の日本での人気、指導力には尊敬の念を抱いている。だからこそ僕は日本での監督業は…無理だね」

 来年の米野球殿堂入りもささやかれるレジェンド。米球界の実績は突出も日本での「ラミちゃん人気」にはお手上げの様子だった。