中日 京田のゴールデン・グラブ賞落選に激怒

2019年11月01日 16時30分

秋季キャンプでノックを受ける京田

 プロ野球の守備のベストナインを選ぶゴールデン・グラブ賞が31日、発表された。セ・リーグ遊撃手部門では巨人・坂本勇人内野手(30)が2年ぶり3度目の受賞となった

 ゴールデン・グラブ賞で中日からは外野手部門で大島が2年連続7回目の受賞、三塁手部門で高橋が初受賞を果たした。その一方、京田陽太内野手(25)が漏れたことにチーム内から不満の声が噴出している。

 遊撃手部門は巨人・坂本勇が167票を集めて受賞したが、京田は110票止まりで大差をつけられての2位。この結果に中日関係者は「京田の評価があり得ないぐらい低くて驚いた。あの守備範囲の広さや堅実でエラーの少なさは12球団でも傑出しているはず。京田を坂本が守備で上回るなんておかしいでしょ」と憤りを隠せない。

 今季の京田は、100試合以上出場した遊撃手ではわずか9失策と、リーグ最少でトップ。どれだけ失点を防いだのか守備指標で最も信頼性の高いとされるUZR(アルティメット・ゾーン・レーティング)では全てのポジションの中でもリーグトップの17・5を誇る。遊撃手部門でUZRが2位のDeNA・大和が4・4、3位の広島・田中広が1・4で、坂本勇は4位でなんとマイナス3。数値的には歴然としている。別の関係者は「坂本は明らかに守備ではなく、打のイメージで選ばれたとしか思えない。これではゴールデン・バッティング賞だよ」とやゆする声も出るほどだ。

 投票権を持つのは5年以上のキャリアを持つプロ野球記者で、過去にも何度か物議を醸した。1979年にセ・リーグ捕手部門で若菜(阪神)が17捕逸でリーグ年間最多ワーストタイ記録にもかかわらず受賞して批判が殺到。87年にはセ・リーグ二塁手部門で正田(広島)が初受賞したが、二塁手の守備率日本新記録を樹立しながらも選出されなかった高木豊(大洋)本人が記者批判を展開する事態が起きた。2005年にはパ・リーグ外野手部門で選出された新庄(日本ハム)が「今年の俺のGG賞はおかしい。来年からは印象でなく数字で選んでほしい」などとコメントして問題提起した。
 
 今回の京田本人は「来年は取ります! 打てばいいんでしょ」と、今オフの沖縄秋季キャンプでは打撃を一番のテーマに掲げて汗を流す。来季は守備はもちろん、打撃でも結果を残して満場一致でGG賞をつかみ取るつもりだ。