エンゼルスの大谷翔平投手(28)は28日(日本時間29日)に敵地トロントでのブルージェイズ戦に「3番・DH」で出場し、7回に10試合ぶりの一発となる28号2ランを放ち、4打数3安打2打点だった。打率2割6分5厘。チームは8―3で勝って同一カード3連勝とした。
技とパワーの一発だ。4―1の7回二死二塁でマウンドは3番手の左腕メイザだ。カウント2―2からの6球目、真ん中にやや甘く入ってきたシンカーを強打して逆方向へ押し込んだ。角度29度、打球速度105・1マイル(約169キロ)のライナーは左翼フェンスを越えた。飛距離357フィート(約108・8メートル)は今季最短だ。
17日(同18日)のマリナーズ戦以来の一発で、通算175本塁打の松井秀喜も届かなかった日本選手初の2年連続30本塁打にあと2本と迫った。
相手先発は右腕ストリプリングだった。初回二死無走者は右前打。打球速度102・3マイル(約165キロ)の痛烈なライナーだった。3回二死無走者は二塁手の定位置付近を守っていた遊撃手を強襲する右前打。マルチ安打は8試合ぶりで今季31度目だ。5回一死無走者はセーフティーバントを試みるも間一髪で捕ゴロだった。9回一死無走者は四球で歩いた。
前日(27日=同28日)は7回2安打無失点で11勝目をマーク。今季最多の109球投げた疲れを感じさせない活躍だった。後半戦に限れば登板翌日は26打数12安打、打率4割6分2厘、5打点、3本塁打とタフネスぶりを発揮している。
すでに規定打席には達しており、シーズンの規定投球回(162)まで残り6登板で34イニング。ワールドシリーズが開始された1903年以降、投打のダブル規定到達は史上初だ。
ア・リーグのMVPレースでは49本塁打でキング争いを独走しているヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(31)が優勢と伝えられているが、大谷が投打でダブル規定を達成し、打者で30本塁打、投手で200奪三振(現在176奪三振)をそろってクリアすれば前例がないだけに議論は沸騰するだろう。エンゼルスは残り34試合。ドラマに期待だ。












