エンゼルスの大谷翔平投手(28)は13日(日本時間14日)に本拠地アナハイムでのツインズ戦に「2番・DH」で先発し、8回に3試合ぶりの26号を放った。

 超満員のエンゼル・スタジアムが大歓声に包まれたのは0―3の8回だった。マウンドは4番手の右腕デュラン。カウント2―1からの4球目、真ん中に甘く入った変化球をこすり上げるようにフルスイング。角度38度、打球速度107マイル(約172キロ)で中堅に高々と舞い上がった。大谷も確信が持てなかったようで打球を目で追った。中堅手バクストンがフェンス際でジャンプしたが、打球はそのまま飛び込んだ。3試合ぶりの26号ソロ。一瞬、ヒヤリとしたが399フィート(約122メートル)の豪快な一発だった。

 相手先発は右腕バンディ。通算7打数無安打だが、2020年と21年はチームメートだった。1点先制された初回一死無走者は初球、早めにバントの構えをするとそのままセーフティーバント。捕手サンチェスが落ち着いて処理して捕ゴロとなった。3回二死一塁は初球のチェンジアップを強打するも平凡な左飛だった。

 0―2の6回先頭は2番手の左腕シルバーと対戦。初球、内角高めボール球の真っすぐを空振り。2球目の内角高め直球を逆方向へ。しかし、差し込まれて三邪飛に倒れた。