米大リーグ公式サイトは17日(日本時間18日)、「史上最もクールな13チーム」と題した特集を組み、その一つにイチローが在籍した2000年代のマリナーズを挙げた。13チームの順位付けはない。 

 同サイトはクールなチームを「成績や結果は別にして、ジェームス・ディーンのような魅力的な選手たちがいて、何か特別なものを感じさせるチーム」と定義。ベーブ・ルースやルー・ゲーリックを擁した1920年代のヤンキースから年代順に挙げた。

 2000年代のマリナーズはケン・グリフィー・ジュニアが99年を最後にトレードでチームを去り、新しい時代を迎えていた。01年にマリナーズ入りしたイチローについて同サイトは「フィールド上のすべての動きを優雅で恐ろしいほど可能性に満ちたものに見せた正真正銘の国際的スター。打席に入る前にしゃがむ姿さえ真似する価値があった」と賛美した。

 さらに「フェリックス・ヘルナンデスはすぐに奪三振王となり、ジョン・オルルドとジェイミー・モイヤーはベテランの味でチームを結束させた」とも寸評。チーム全体として「とても多数の魅力的な要素があった」としながらも「トロフィーのケースでそれを示すことはできなかった」と世界一になれなかった点を指摘した。

 ほかには50年代のドジャース、60年代のジャイアンツ、70年代のアスレチックスとパイレーツ、80年代のメッツ、80年代から90年代にかけてのアスレチックス、90年代のマリナーズ、00年代のレッドソックス、10年代のジャイアンツが選ばれ、単年で97年のマーリンズと19年のナショナルズの名前も挙がった。