エンゼルスの大谷翔平投手(27)は24日(日本時間25日)からベーブ・ルース生誕の地ボルティモアでオリオールズとの3連戦に臨んでいる。その大谷をブレーブスで1990年に新人王に輝き、インディアンス、ヤンキースなどでプレーした通算305本塁打の強打者デービッド・ジャスティス氏(55)が「ベーブ・ルースより凄い」と大絶賛している。

 米ニュースサイトのTMZはジャスティス氏が大谷について語っているビデオを公開した。

「大谷は特別だ。メジャーリーグのレベルで投球し、同時に打つこともできる。ベーブ・ルースより凄い」。大谷は23日(同24日)の時点で40本塁打を放ち、8勝を挙げている。ルースが初めて40本以上打った20年は、1試合の登板で1勝だけだった。

 続けてジャスティス氏は「当時の野球にはマリアノ・リベラもランディ・ジョンソンもいなかった。ひとつの人種だけでプレーしていて、ニグロ・リーグの選手ともアジア選手ともラテン選手とも対戦しなかった」と指摘。「ベーブが対戦相手を圧倒していたことは認めるし、私はベーブを嫌っていると思われたくない。私はただ大谷に格別の愛を込めているだけだよ」と笑顔で話した。

 また、大谷がMVPとサイ・ヤング賞を同じシーズンに受賞できるかどうか聞かれると、「もちろん。今年取れなかったとしても、今後いつだって可能だろう。彼はスペシャルだ」と力説していた。