ドジャース・カーショーがアリゾナ開催に反対 「家族と4か月半離れるなんて無理」

2020年04月15日 16時30分

カーショー(ロイター=USA TODAY Sports)

【ロサンゼルス発】メジャーを代表するエース左腕、ドジャースのクレイトン・カーショー投手(32)が現在、米大リーグ機構(MLB)と選手会で協議しているアリゾナ州フェニックス近郊での1都市開催について反対を表明した。13日(日本時間14日)にドジャース専門番組「SportsNetLA」のインタビューにテキサス州の自宅で応じた。

 新型コロナウイルスの影響によりメジャーのレギュラーシーズンの開幕は不透明だ。その打開案の一つとしてアリゾナ州での無観客開催が浮上。ただ、同州の夏は猛暑で、家族との隔離が必要など課題が山積しており、賛否が分かれている。

 カーショーは「まず、前に進もうと解決に努めているところはすごく良いと思う」と切り出すとこう断言した。「でも、(家族を)隔離した状態でプレーするという案に関しては、絶対に無理だと思う。自分は家族と4か月半も離れて暮らすなんてできない」

 次男クーパー君は1月に生まれたばかり。「クーパーはたった1週間ですごい変化を見せる。成長を毎日見られるのが今の楽しみと話したばかりだけど、それを4か月半も逃すことなんて、僕は絶対にやらない」とあらためて断言した。

 開幕のためにMLBや選手会が協議を重ねていることは賛成であるとした上で「あのプランに関しては、いろいろとおかしいところがあって、どこかに行って野球をやるという案が悪いと言わないが、チームメートだけと4か月半閉じこもるにはもっともっと解明しなければならない問題がたくさんある」と苦言を呈した。

 さらにカーショーは「家族のない選手や若手が、どんな形でもいいからやりたいって思う気持ちは分かる」と理解を示すも「個人的な見解としては、大リーグというのはどこか特別なもので、一つひとつがレイヤー(層)、それがスタンドにいるファンなのか、大きな都市の大きなスタジアムなのか、どれをはいでも大リーグの意味を取り除いてしまうことになると思う」と語った。

 最後は「少しでも早く解決策を見いだすことには大賛成で、唯一リクエストするのは自分の家族に会えること。それだけ」と最後に再び「家族」を強調した。メジャーを代表するスーパースターの一人、カーショーの言葉は少なからずMLB、選手会、個々の選手の判断に影響を及ぼしそうだ。