和田2000安打 妻と子供が見守る前で快挙

2015年06月12日 16時00分

家族の支えもあっての2000安打。絵美子夫人と4人の子供たちと和田

 中日・和田一浩外野手(42)が11日のロッテ戦(QVCマリン)でプロ野球史上45人目の通算2000安打を達成した。42歳11か月での到達は谷繁元信(中日)が2013年5月にマークした42歳4か月を抜き最年長。大学、社会人を経た選手では古田敦也、宮本慎也(いずれもヤクルト)に次いで史上3人目。

 

 偉業まで、あと「2」となった試合で和田はあっさり決めた。初回二死満塁で左前へ先制打を放って王手。2回二死一塁での第2打席で鋭い当たりの左翼線への安打で成し遂げた。一塁ベース上で谷繁監督から花束を受け取り、笑みを浮かべた。「思いのほかすんなりいったので自分でもびっくりです。緊張したり特別な思いがこみ上げてくるかと思ったけど、開幕戦の最初の打席に入るほどではなかった」と和田は振り返ったが、その道のりは苦しいものだった。

 

 残り15安打だった昨年8月、死球で右手を骨折。そのリハビリ中に右ヒザが痛みだし、オフに手術を受けた。さらに今年の開幕間近には左ヒザ痛…。「バランスの問題もあって両ヒザがいったりきたりで悪くなった」。無念の開幕二軍スタートとなったが、それでも気持ちを切らすことなく、ひたすら調整に励んだ。5月26日に一軍復帰。そして、ついに…。

 

 この日は絵美子夫人と子供4人、母・美千子さんらがスタンド観戦。「(今季開幕二軍で)子供たちから『パパ、試合になんで出てないの?』と言われていた。今日の数字に対しては、あまり意味を分かってないかもしれないが、お祭りごとの雰囲気は感じてくれたと思う。野球をやっている姿を見せられたことが一番良かった」と話した。