インディアンス、レッドソックスなどでプレーし、メジャー通算555本塁打のマニー・ラミレス(48)が、オーストラリアン・ベースボール・リーグ(ABL)で現役復帰する。AP通信、米CBSスポーツ(電子版)などが16日(同17日)に伝えた。くしくもNPB復帰を目指した新庄剛志氏と同年齢だ。

 ラミレスが所属するのはシドニー・ブルーソックス。シェーン・バークリー監督は「バットを振っている姿を見ると『この人が48歳であるはずがない』と思うよ。彼は信じられないほどのアスリートで、プレーするために来ている」と語り、長打力とチームへの好影響に期待を寄せている。

 ラミレスが最後にメジャーでプレーしたのはレイズに所属していた2011年。その後は自由奔放なプレースタイルと同様に引退と復帰を繰り返している。

 12年はアスレチックス傘下マイナー3A、ドミニカ共和国のウインターリーグ、13年はレンジャーズ傘下3A、台湾プロ野球、14年はカブス傘下3A。16年11月に米野球殿堂入りの候補となり、昨年の得票率は28・2%だった。

 17年は四国アイランドリーグplusの高知でプレーし、23試合の出場で打率4割1分3厘、3本塁打、22打点をマーク。今年4月に台湾紙に「今年の目標は台湾でプレーすること」と現役復帰への意欲を明かしていた。

 背番号はインディアンス、レッドソックスなどで背負った24。開幕戦は17日のメルボルン・エーセス戦だ。