阪神が本拠地とする甲子園球場に“大改造プラン”が浮上していることが10日、分かった。今季も年間300万人近い入場者数を記録しそうな甲子園球場。100回記念大会となった高校野球でも名勝負の舞台となったばかりだが、さらなるバージョンアップに向けて検討されているのが観客席の改良だ。
「現状正式に決まっていることはない。ただ、よりファンの方に野球を楽しんでもらうため客席を進化させることは必要なこと」(電鉄本社関係者)。あくまで検討段階ながら早ければこのオフにも取り掛かる可能性があるという。改造の目玉になりそうなのが、1991年12月に撤去されたラッキーゾーンの復活プランだ。外野フェンスを現状よりも前面に新設し、その内部にホームランテラス席を設けるというもの。これまで以上に臨場感を味わえるため“特別席”になることは間違いない。
さらに“一発増”にも期待できる。新席設置となれば左中間、右中間では最大で4~5メートルは狭まる。それにより、これまでスタンドインしなかった打球が本塁打になる可能性が高くなる。同じように2015年から本拠地・ヤフオクドームにホームランテラスを設置したソフトバンクでは本塁打数が激増。前年34発だった同球場の本塁打が77本と飛躍的に伸びたことで打線の破壊力がさらに増した例があった。
今季も阪神の本塁打数はリーグ最少の72発と長打不足は深刻。日本人選手でシーズン30発以上を放ったのが2007年の金本(監督)が最後とあって“一発不足”は長年の課題となっている。ただ、テラス設置となれば課題解消にも追い風になるはず。席幅の拡張やアルプス席の改良なども同時に検討されている模様だが、大改造は実現するのか…。












