最近、改めて注目されるようになった乳酸菌。ウイルス対策も含め機能のバリエーションが広がり新時代を迎えている。どんな菌を選べば効果があるのだろうか。
乳酸菌食品はそれぞれ含む菌も異なり、効果はさまざまである。どのような効果がある乳酸菌をその商品が含んでいるかを知っているとよい。
前回紹介した免疫力アップのほかに代表的な機能をピックアップすると、主力となっているのは腸内環境改善や便通改善などの整腸作用である。
例えば明治「ブルガリアヨーグルト」のLB81乳酸菌や、森永乳業「ビヒダスヨーグルト」のビフィズス菌BB536がそうした機能を持つとされている。明治が2000年に発売した「プロビオヨーグルトLG21」は、胃酸に強く胃の中でも増殖可能な乳酸菌LG21を含み、その殺菌作用でピロリ菌抑制機能がある。
次は抗肥満や抗メタボ機能である。体脂肪を低減させるのが、アサヒ飲料「カルピス」のラクトバチルス・アミロボラスCP1563という乳酸菌だ。また内臓脂肪低減には、雪印メグミルクの「ガセリ菌SP株ヨーグルト」が含むガセリ菌SP株。肥満度の指数BMIの改善には森永乳業「ビースリー」のビフィズス菌B―3がいいという。
新登場した機能では、ハウスダストによる鼻の不快感軽減効果があるのが、雪印メグミルクの「乳酸菌ヘルベヨーグルト」が含む乳酸菌ヘルベである。また「ヤクルト」の乳酸菌シロタ株や、アサヒ飲料「届く強さの乳酸菌ダブル」のプレミアガセリ菌CP2305はストレス軽減機能がある。食後の胃の負担を和らげるのは、ヤクルトの「BF―1」が含むビフィズス菌B.ビフィダム Y株である。
歩行機能の向上に役立つ乳酸菌もある。アサヒカルピスウェルネスの「ロコトモ」が含んでいるラクトバチルス・カルバタスCP2998株だ。また雄飛堂の「ココラクト」というサプリの乳酸菌GR―1と乳酸菌RC―14は、女性の膣内環境を良好にし膣内の調子を整えるとされている。
紫外線刺激から肌を保護する機能があるのが、明治「スキンケアヨーグルト素肌のミカタ」のSC―2乳酸菌だ。肌の潤い維持機能をうたうのがECHの「プルリナイト」というサプリの乳酸菌K―1である。
ただ、こうした乳酸菌の効果は同じように誰にでもあるわけではないことに留意が必要だ。
「一般に、ある菌を摂取しても効果がある人とない人がいます。効能の実験というのは、効果があった人の割合が、菌を摂取した人としない人を比べてどうかということを検証するだけです」と指摘するのは、乳酸菌関連製品などをつくるバイオベンチャー・Dアミノ酸ラボの黒野剛社長だ。
「効果がある」という菌でも、自分にも同様な効果があるとは限らないのだ。腸内環境は人それぞれ異なる。だから知り合いが「これは効果があった」と言っても、自身に同じ効果があるとは限らない。自分に合った乳酸菌を自分で試して選ぶのがポイントである。
芸能人がCMで推奨しても保証にはならないのだ。くれぐれも誇大な宣伝文句には惑わされないようご注意願いたい。












