新日本プロレス14日(日本時間15日)の米ロサンゼルス大会でIWGP・USヘビー級王者ランス・アーチャー(44=AEW)に挑戦する棚橋弘至(44)が〝夜明け宣言〟を繰り出した。7月25日の東京ドーム大会では、メインイベントに緊急出撃。IWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟に敗れたものの、手応えを得たエースがUS王座取りで完全復活を証明するつもりだ。


 AEWにビデオメッセージを送り挑戦を表明した棚橋は、ロス大会でベルト奪取を目指す。7月の東京ドーム大会では欠場した飯伏幸太に代わってメインに緊急出場。敗れたものの、鷹木に肉薄し、健在ぶりを満天下に示したことで自信を取り戻した。

「負けたことに関しては残念でしたけど、思っていた以上に体が動けたり、王者相手に粘れたり、手応えがあったんですよ。復調しつつある勢いを今、止めてはいけないと思って」と、即座に王座戦線へ再出撃した意図を明かす。

 近年は負傷が相次ぎ、かつ定期的に体重増という負のサイクルから抜け出せず、不振が続いていた。そんな棚橋に光をもたらしたのは、団体が窮地の中で2019年1月以来約2年半ぶりに巡ってきた東京ドームのメインという大舞台だった。

「なんか細胞がいろいろ思い出してきたんです。細胞が覚えていました。長い水面下生活を送りましたけど、ようやく地球を半周して太陽が昇るときが来たなと。夜明けが来ましたよ」

 エースの完全復活を証明するために、新日本管轄のヘビー級王座で唯一未戴冠のUSベルトを手に入れる。「揺るぎない、圧倒的な自己陶酔があった上での棚橋というのは自分でも(理想として)思っていて。まだ足りないので、USヘビーを巻くことで補完して完全体に戻りたいんですよね」と目を輝かせた。

 US王座はコロナ禍の影響もあり、前王者ジョン・モクスリーの時代から長期間、〝流出〟状態が続いている。海外での価値が高まっていることは事実だが、棚橋の理想は日米間の活性化だ。「ベルトを取ったらまたUS(戦線)周辺のレスラーも日本に来ざるをえないですし、僕が月1くらいで(防衛戦のために)米国に行かないといけないかもしれないですしね。日米の…棚橋が懸け橋になりますよ」

 復活のライジング・サンが威風堂々、米国上陸を果たす。