【石原結實 病気を吹き飛ばす食図鑑】頭足綱十腕目で、タコとともに欧米人には嫌がられるが、日本人は昔からの好物で、消費量は世界一である。
敵に追いかけられると、墨を吐いて逃げるので、「墨魚」とも書く。このイカ墨には防腐作用や抗ガン作用を発揮するムコ多糖類が含まれているので「イカ墨スパゲティ」など大いに食されるべし。
イカはカロリーが低く、タンパク質は存分に含まれているし、ミネラルの銅(造血作用)、亜鉛(強壮作用)や、ビタミンE(血行促進、抗老化・動脈硬化)も多く含まれているので、美容・健康・老化予防食として大いに食されるべし。特にカロリー制限の必要な「肥満」「糖尿病」の人のタンパク補給にはよい。
イカやタコが高コレステロール食品と言われたのは今や昔、むしろ他の魚介類の2~3倍も含まれるタウリン(アミノ酸の一種)には①血液中のコレステロール低下の他、②強肝作用③胆石生成防止④血液サラサラ効果⑤強心作用⑥抗不整脈作用⑦筋肉疲労の回復促進⑧ガンの転移防止…等々、多岐にわたる効果があることが科学的に証明されている。
イカ100グラム中に、約350ミリグラムのタウリンが含まれているが、スルメの白い粉はタウリンそのものである。よって、スルメを食べる時は、この白い粉をはたいて捨てないように!
イカにはカルシウムの含有量が少ない欠点があるが、イカ刺しには青ジソを添えたり、イカソーメンにはもみノリをまぶしたりしてその欠点を補う食べ方をされるとよい。
◆石原結實(いしはら・ゆうみ)1948年、長崎市生まれ。医学博士。イシハラクリニック院長として漢方薬と自然療法によるユニークな治療法を実践するかたわら、静岡・伊豆でニンジンジュース断食施設の運営を行う。著書は300冊超でベストセラー多数。最新作は「コロナは恐くない 恐いのはあなたの『血の汚れ』だ」(青萠堂)。












