高市早苗首相が6日、衆議院財務金融委員会に出席し、10月2日のG7首脳オンライン会議を欠席した対応などについて言及した。

 これまで野党側は高市首相がオンライン会議の欠席をめぐって自民党幹部とアルコールをともに会食していたことから「ドタキャンしたんじゃないか」と追及していた。

 この日、同委員会で質問に立った公明党の岡本三成代表は高市首相が欠席したことに「この判断には強い問題意識を持っています。数ある国際会議でも、日本にとってG7は別格です」と指摘。続けて「30分のなかで発言が短かったので必ずしも大切ではないという判断をされたと報じられているが、それは逆です。時間が短いからこそ、日本の国益にかけてG7メンバーがあっと驚くほどの価値的方向を示すことで影響をおよぼすくらいのお力や覚悟は総理にあると思っています。今後はそういう覚悟で国際会議のひとつひとつに取り組んでほしい」とクギを刺した。

 これに高市首相は「さまざまな要素を勘案したうえで総合的に判断されたものです」と従来の主張を繰り返した。

 その一方で「私は3月のG7オンライン首脳会議にも出ているし、6月のエビアンサミットにも出ています。むしろG7の中で日本はアジアの代表という気概で挑んでいますし、昨日(5日)もフランスのメルツ首相がおいでになって会談しました。G7首脳との会議にバイ(会談)もしっかり行い、これまで培ってきた人間関係も大切にしながら、自由で開かれた安定的な国際秩序が揺るいでいるなかで、力強い日本外交を展開する覚悟でございます」と応じた。

 今後もAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議、G20首脳会議と続く。高市首相は「国際社会の共同課題に一致して立ち向かう姿勢で日本からは(6月)エビアンサミットで相当、前向きな斬新な提案もできました」と強調したが、岡本氏は「総理がいまお答えになったのは10月2日に欠席した理由にはまったくなっていない」とピシャリ。最後は「今後の総理の活躍を期待して質問を終わりたいと思います」と皮肉交じりに語って締めた。