ヘンリー王子とメーガン妃が設立した映像制作会社「アーチウェル・プロダクションズ」で、過去5年半にわたりノンフィクション映画・テレビ部門の責任者を務めてきたシャネル・ピスニック氏が退社することが分かった。米エンタメ業界専門メディア「デッドライン」が3日、報じた。

 ピスニック氏がアーチウェル・プロダクションズに入社したのは2021年5月。同社が動画配信大手ネットフリックスと包括契約を結び、正式に事業を開始してから1年もたっていない時期だった。

 在任中、ピスニック氏は数々の作品でエグゼクティブプロデューサー(製作総指揮)を務めた。

 その代表作には、ネットフリックスのドキュメンタリー作品として配信開始時に過去最高の視聴記録を樹立した「ハリー&メーガン」、今年のデイタイム・エミー賞にノミネートされた「ウィズ・ラブ、メーガン」がある。

 さらに、2026年のサンダンス映画祭でプレミア上映された、アーチウェル初の長編ドキュメンタリー映画「クッキー・クイーンズ」にも携わった。

 このほか、ネットフリックスとの契約に基づいて制作されたドキュメンタリーシリーズ「ハート・オブ・インビクタス」「ポロ」「リブ・トゥ・リード」、短編映画「マサカ・キッズ:ア・リズム・ウィズイン」なども手掛けている。

 ヘンリー王子とメーガン妃は共同声明で、「シャネルはアーチウェル・プロダクションズが最初期に採用したスタッフの一人で、台本のない番組制作事業の戦略的な枠組みを主導してくれました」と、ピスニック氏の功績をたたえた。

 さらに「彼女は専門知識を制作過程にもたらしただけでなく、心を込めて素晴らしい物語を伝えることに尽力しました。数多くの作品を成功させた彼女の功績と、アーチウェルに残した足跡は称賛されるべきものです。私たちは2人とも、彼女が人生の新たな章へ踏み出すことを心から応援しています」と述べた。

 カリフォルニア州を拠点とするアーチウェル・プロダクションズは、現在ネットフリックスとファーストルック契約(企画を優先的に検討する権利を与える契約)を結んでいる。

 ヘンリー王子夫妻は今年8月、子供たちを連れて英国に戻ったが、同社はその後も事業を継続している。夫妻が英国にどのくらい滞在する予定なのかは分かっていない。

 退社するピスニック氏も「約6年間にわたり、ハリーとメーガンとともにアーチウェル・プロダクションズを築き上げることができたのは光栄でした」と声明を発表した。

 ピスニック氏はアーチウェルに入社する以前、ディズニープラスやCNNでノンフィクション番組の幹部として勤務していた。